2016年04月12日

「鎮守さま」と「氏神さま」

こんにちは^^
日本の神さまコミュニケーター・秋野真理子です。

「鎮守さま」と「氏神さま」は、もとは違ったことを指す言葉でしたが、現在ではほぼ同じ意味合いで使われるようになっています。

現代の用語としては、ご近所の神社を「鎮守さま」と呼んでも「氏神さま」と呼んでも間違いではないし差し支えありません。 地域の習慣でどちらかの呼び名が使われている場合はそれに習えばいいでしょう。

もとはどう違っていたのかについても簡単に書いてみます。

まず氏神さまにつきまして。
 
もともとの氏神さまは、古代の豪族や氏族が、その遠い祖先の神を自分たち一族の守り神としておまつりしたものでした。
例えば、平安時代に栄華を極めた藤原氏は古くから天児屋根命を春日大社におまつりしていました。
この場合、藤原氏が氏族、天児屋根命が祖神、春日大社が氏神さま、といった具合になります。
 
氏神さまは、最初は血縁のある一族のみの守り神でしたが、やがて、血縁はなくともその一族と生活共同体や小社会を共にする人たち全体の守り神ともなっていきました。

次に鎮守さまにつきまして。
 
もともとの鎮守さまは、一定の範囲の土地の守り神をおまつりするもので、氏族にかかわらず守り神をおまつりする必要からうまれました。

例えば、この荘園に鎮守神社を設けて土地の神さまをお祀り(おまつり)する、このお寺に鎮守神社を設けて土地の神さまをお祀りする、などです。今も、お寺によっては境内に神社がある場合がありますが、こうした鎮守さまの役目で鎮座されていることも多いです。(鎮守さまとはまた異なる経緯で設けられている場合もあります。)

氏神さまと鎮守さまのもともとの意味や働きは上のようなことでした。

そして、時代が進んで人の世が変わると、神社のありかたも変わっていきました。

例えば、古代は産まれた土地で一生を過ごす人の割合がとても大きく、この場合は人は産まれた地域の氏神さまでずっとお世話になっていたのですが、時代が進んで人が移動が多くなると、移動先でどの神社のお世話になればいいのだろうか?という問題が出てきます。
そこで、氏神さまが、氏族などにかかわらずその地域に住む人たちの守り神となっていった…といった変化。

また別の例としては、荘園制度が崩壊して荘園がなくなったけれど鎮守神社が残り、その神社を地域の人たちが引き継いで大切にし、地域により密着していった…といった変化。

その他にもさまざまな変化が積み重ねられ、今では、氏神さまと鎮守さまという2つの言葉が残り、共通の意味合いは地域の守り神、ということになっています。


※なお、この記事で説明した「鎮守さま」「鎮守神社」と、ヒーリングルーム中今のリサーチでお知らせしている「自宅の鎮守神社」「職場の鎮守神社」とは、意味や役割が異なります。詳しくはコチラでご覧いただけます。


日本の神さまコミュニケーター・秋野真理子です♪
「ヒーリングルーム中今」という屋号で活動しています

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posted by 日本の神さまナビゲーター at 20:17| Comment(0) | 日本の神さま・神社について
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