2016年05月31日

お稲荷さんについて

カテゴリ「参拝のコツやヒントQ&A」では、神社参拝についてよくいただくご質問とその回答を掲載しています。


【ご質問】

お稲荷さんへの参拝についてどう考えればよいですか?

(お稲荷さんを恐く感じます。)

(お稲荷さんにお願いすると効果が大きいですか?)


【回答】

お稲荷さんには、人それぞれに様々なイメージを抱くことが多いようです。

本来はどんな神さまなのでしょうか?

御祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、あるいは、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、と人が呼んでいる神さまです。

(宇迦之御魂神と倉稲魂命は、漢字は違いますが、また読みも 「かみ」 「みこと」 と最後の部分が異なりますが、同じ神さまです。)

そもそもは稲作を中心とする穀物の神さまで、女神さまとされていました。

女神さまというのは、この場合は、女性の肉体を持っていた神さまという意味ではなく、また女性の姿をしている神さまという意味でもなく、人間的には女性性に分類されるエネルギーを現わしている神さま、という意味です。

 「うかのみたまのかみ」さまは、稲や穀物の生育を見守り促すエネルギーを持っています。

そうした育てるエネルギーは、女性性と人間の世界では捉えられるもであり、その結果、女神さまと捉えられました。


ところが、現在では、お稲荷さん=商売繁昌の神さまと捉えられることが多くなっています。

どうしてもとの働きと異なる捉え方をされるようになったのでしょうか?


原因の一つは、社会構造の変化です。

昔、豊かさは農業の豊作と切っても切れないものでした。

そこで、豊かな生活をおくれるよう稲作の神さまである 「うかのみたまのかみ」さまに感謝し祈ったのです。

時代が下がると、貨幣文化が発達します。

商業、工業、流通といった農業以外の分野を生業(なりわい)とする人々にとっては、生活の豊かさと農業の豊作は直接は結びつかないのですが、それまでの習慣から豊かさといえばやはり 「うかのみたまのかみ」さまだろうと参り、自分の生業の発展を祈りました。

それまで崇敬していた神さまに新しい分野についても祈ることは自然なこととも言えますし、対象は違えど育むエネルギーを発信するということについては通じますので、神さまも分野を問わずに働いてくれました。


そして、もう一つ大きな原因があります。

それは明治に入ってからのことで、当時は神社の在り方が国の政治や精度と密接に関係していたことと関係しています。

江戸時代から明治への変化は神社の制度やあり方にも大きな変化をもたらし、経済的な苦境に立たされる神社も少なくありませんでした。

そのような変化の中で、まずは神さまに感謝を捧げるという神社の本質が見失われがちになり、願いを叶えるために神社に参るといった本末転倒も見られるようになりました。

そのような大きな流れの中で、お稲荷さんの本来の神さまを覆い隠してしまうような存在が育っていってしまったのです。

それは神さまではなく、人の欲やエゴといったエネルギーを糧に育つ存在です。

波動、エネルギーは重く低く、人の成長にプラスのエネルギーを与えることはありません。

見えない世界の存在ですので、人にわからないことがわかったり、願いによっては叶える力ももっています。

ですが、見返りを求める性質があったり、本当に叶えてもよい願いかどうかといった本質を見ずに表面的な結果のみで動いたりなど、品格や配慮が神さまと呼ばれるにふさわしいものではないのです。

残念ながら現在の全国の稲荷社の多くでは、そうした神さまではない存在が見うけられます。

その存在の広がりと、お稲荷さん=商売繁盛という捉え方の広がりには、関連している部分もあるのです。


 

なお、そうした神さまではない存在の奥に、本来の 「うかのみたまのかみ」さまがいらっしゃる場合もあれば、今となっては眠ってしまっているような場合もあります。

また、本来の神さまが美しく光り輝いていらっしゃるところもあります。


参拝するときに注意していただきたいのは、その稲荷社が清々しいかどうか?です。

神さまがいらっしゃるところは清々しいものです。
もちろん、神さまがいらっしゃっても邪魔な存在のためにお姿が見えづらいといったこともあるのですが、あなた自身が清々しいと感じられなければ近づかないこと、願い事をしないことがよいでしょう。


特に願い事についてはご注意ください。

もともと、あちこちの神社でみだりに願い事をするものではありませんが(する場合は産土神社や鎮守神社などご自身にご縁のある神社がいいです)、清々しくない稲荷社で願い事をすることには、神さまではない存在と取り引き関係が結ばれ見返りを求められる恐れがありますので、特に注意が必要です。


(稲荷社について、今回こちらでお伝えしたこと以上に個別に気になることがおありの場合は個人セッションででご相談を承りますのでご利用ください。)



日本の神さまコミュニケーター・秋野真理子です♪
「ヒーリングルーム中今」という屋号で活動しています

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posted by 日本の神さまナビゲーター at 22:13| Comment(0) | 参拝のコツやヒント Q&A
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