カテゴリ「参拝のコツやヒントQ&A」では、神社参拝についてよくいただくご質問とその回答を掲載しています。
【ご質問】
氏神さまに、
産土神社に、
自宅の鎮守神社に、
神職さんがいません。
祈祷はあきらめるしかないのでしょうか?
お神札(ふだ)はあきらめるしかないのでしょうか?
(無人での販売がされていない場合)
【回答】
神職さんが常駐されていない場合も、基本、担当の神職さんがいらっしゃいます。
その方に問い合わせ連絡をすると対応してくださいます。
連絡先はその神社のどこかに電話番号やお名前などが書かれていることが多いので探してみてください。
神社内に連絡先が見当たらない場合は、各都道府県ごとの神社庁に問い合わせると(神社庁に所属している神社であれば)連絡先を教えてもらえます。(神社庁には、すべての神社が所属しているわけではありませんが、大多数の神社が所属しています。)(神社庁は宗教法人です。国や地方自治体の機関ではありません。)
(参考:神社庁一覧 ⇒ http://www.jinjahoncho.or.jp/introduction/jinjacho/)
お神札がほしい、祈祷をしてもらえるか知りたい、といったことは通常の問い合わせ内容ですので、気後れせず気軽に連絡して大丈夫です。
お神札はいただける方法が見つかると思います。
祈祷も受けられることが多いと思いますが、いろいろな事情で難しい場合もあるかもしれません。(日程が限られる、神職さんが兼務される別の神社での祈祷をすすめられる、など。)
その場合は、少し残念ですが、祈祷をやめておくか、祈祷を受けられる別の神社のなかから検討するか、といったことになるかと思います。
もし別の神社で祈祷を受けられる場合は、時間や状況が許せば、氏神さまや産土神社・自宅の鎮守神社などもともと祈祷を受けたいと思っていた馴染みのある神社に参拝して「今度、○○神社で〜の祈祷を受けます、○○神社の神さまにどうぞよろしくお伝えください。」とお願いするといいでしょう。
産土神社や自宅の鎮守神社の場合は、自宅など神社以外の場所で「わが産土の大神さま・・・」「わが自宅の鎮守の大神さま・・・」と呼びかけて同じ内容でお願いするのもいいです。
なお、現代では、神職さんが常駐されない神社は多いです。
昔に比べると社会全体としては人が神社に注ぐエネルギーは減っていますので、神職だけで生活が成り立つ神社の数が減ってきているためです。
ですが、それでも、神社の神さまは働いてくてれいます。
さまざまな状況が許せば人ができるだけ手厚く整えるに越したことはないのですが、それができるかどうかは人の側の都合や問題であって、神さまの価値とは関係がないことです。
神職さんが常駐しているかしていないかと神社の存在感や神さまの働きとは関係がありませんので、どうぞそう知っていただいて、ご縁のある神社との交流を大切にしていただければと思います。