2018年07月01日

一宮(いちのみや)


20180625田村神社.JPG
−讃岐国一宮 田村神社(2018.6.25撮影)−


こんにちは^^
日本の神さまナビゲーター・秋野真理子です。

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さて、今回は、

一宮

についての記事ですひらめき


一宮(いちのみや)

今もその働きは生きている

私たち誰もが縁をしている頼れる神社


一宮(いちのみや)。

神社好きの方に限らず、
多くの方が知る言葉ではないでしょうか。

「あの神社は一宮だ」など
神社に関連する言葉としての認識も、
「一宮市」といった地名としての認識も、
両方ありますね。

あなたの認識や印象はいかがですか?


「一宮」という言葉のもともとは、
やはり、神社に関係しています。

その地域の一番の宮なので一宮。

この場合の「宮」とは神社のことで、
その地域の一番の神社、という意味の言葉です。

(「一宮市」などの地域名は、一宮である神社がその地にあることから名づけられたもの。)


「地域の一番の宮」の「一番」は、
何かの優劣をつけての一番、ではなく、
その地域の取りまとめリーダーをします、
という役割のことになります。

便宜上のヒエラルキーや役割はあるけれど、
優劣のジャッジはない。

このニュートラルな感じが大切です。

(人間の側が勝手に優劣をジャッジしがち、
 要注意なところです^^)


そして、「その地域の一番の神社」というときの
「その地域」とは、「旧国」のことです。

例えば、私が住んでいる徳島県は、
旧国でいうと阿波国。

この記事の冒頭の写真説明にある
讃岐国は、香川県の旧国名。

といった具合です。

あなたがお住まいの地域は
旧国ではどちらでしょう?
たぶん、
なんとなくご存知なのではないでしょうか。
(けっこう生活のなかで触れることあるかな?と)


旧国は、
日本の古代律令制から始まった地域区分です。

現在の行政では使われていませんので
便宜上「旧国」と呼ばれることが多いですが、

厳密には、廃止する法律はないので旧ではない、
ただ「国」というだけで本来はよい、
とする説もあります。

(現在の都道府県は、藩の代わりの地域区分で、
 (旧)国の代わりではないところからの説。)

とはいっても、
実際今の生活ではほとんど使わないから、
旧は旧なんじゃないの〜?
という印象もあるとは思います。

日常生活レベルでは、そうですよね。

そして、同時に、
神社の世界では、(旧)国は、生きています。

(どれくらいイキイキと生き続けていて機能しているかは地域差もありつつ・・・)


律令制の時代には、
神社と政治は密接に関係していました。

地域の神社のアレコレも
地方政治の仕事一つであり、

当時の国のなかで、
神社の一覧をつくって把握・管理したり、
地域に神社のネットワークをつくったり、
その他いろいろを通じて、
地域の神さまに地域を守り導いてもらうよう
設定をしていたのです。

国ごとの一宮とは、
そうした国単位の神社政策の一つ、
その国−地域の神社ネットワークの
頂点の役割をになう神社のことなのです。

俗っぽい例えで表現すると、
地域の神社連絡網の一番上に名前がある神社、
というイメージです。

(連絡網って最近もあるのかな〜?)
(わからない方がいらしたらすみません^^;)


一宮は、担当する国全体を見渡しています。

その地域、その地域の神社、その地域に住む人々、
全体を見渡し、自分自身のこととして受けとめます。

日本に住む私たちは、誰もが、
どこかの国に住んでいるわけですから・・・

私たち誰もが、
自分が住む(旧)国の一宮とは縁をしているわけで、

地域の担当意識・役割意識が強い神社の世界では、
かなり心強い頼れる存在といえます。


一宮について、いかがでしたか?

一宮への理解や親しみを
深める機会にしていただければ幸いです^^


※一宮について、
また、もう少し書こうかなと思っています。
どうぞお楽しみに♪



あなただけの一生の守り神
「産土の大神さま」とのつながりを強くする
posted by 日本の神さまナビゲーター at 21:13| Comment(0) | 日本の神さま・神社について
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